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京都で「2020年の暮らし」展示会-先端テクノロジーで「心地よく」環境配慮

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 京都駅前広場(京都市下京区)で11月11日、2020年の暮らしを提案する展示「LIFE MESSE FOR 2020」が行われた。主催は、積水ハウス、BMW、シャープ、池坊の4者による実行委員会。

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 暮らしが単なる「我慢や節約」にとどまらず、「便利で快適な暮らし」と「環境への配慮」を実現する先端技術や、いけばなが体現する「自然と共生する暮らし」を紹介する同展示。11月12日には主催者の代表らによるセレモニーが行われ、池坊次期家元の池坊由紀さんがリードを取りながら共催の京都市の担当者を含めた5人でいけばなを生けた。

 国交省・経産省・環境省が合同で設置する「低炭素社会に向けた住まいと住まい方推進会議」は「現在の生活水準や経済活動を阻害することなくエネルギー消費量や二酸化炭素排出量を削減することは容易ではない」としつつも、住宅・建築物分野は、最終エネルギー消費の3割以上を占める住宅・建築物分野について省エネルギー政策を強化することをうたう。

 具体的には2020年までにZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を標準的な新築住宅にすることを掲げる。ZEHとは、一次エネルギーの年間消費量が正味ゼロになる住まいのこと。経産省では建築主や事業者に対しての補助制度も設けられている。

 展示では、こうした補助制度の対象となる高断熱で「心地よさ」を追求し、太陽光発電と燃料電池・蓄電池を組み合わせた「グリーンファーストゼロ」のパネル展示や、京都市の景観条例もクリアし、瓦と一緒に屋根に直接設置できるシャープの「BLACKSOLAR(ブラックソーラー)瓦型モジュール」の実物を用意。ピュアEV(電気自動車)の「ニューBMW i3」や、同社のバイクをベースとした発電専用のエンジンを搭載した「BMW i3 レンジエクステンダー装備車」なども注目を集めていた。

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