オーガニック織物メーカーの「IKEUCHI ORGANIC」（愛媛県今治市）が9月13日、関西初となる旗艦店「IKEUCHI ORGANIC(イケウチ オーガニック)京都ストア」（京都市中京区富小路通三条上る福長町、TEL 075-251-1017）をオープンした。

　学生と企業が共に社会的課題を解決するためのプログラム「RELEASE ;」に昨年から参加し、「京都出店計画」というテーマのもと、京都の学生たちとアイデアを練り、関西の拠点としての京都への出店が実現した。

　売り場面積は約20坪。内装は「D&DEPARTMENT」のデザイナー、ナガオカケンメイさんが手掛けており、東京のストアよりも天井が高く開放的な空間に、手洗いシンクや洗濯機、乾燥機を設置し実際にオーガニックタオルの洗濯後の肌触りや風合いを確認できるようになっている。

　同店ではオープン記念として、筑波和棉を愛媛の柿渋で染めてつくった和綿柿渋シリーズを限定商品として9月13日から販売。茨城県つくば市で農業・化学肥料を使わずに育て、作られたというコットンなど日本生まれの素材を使用する。「日本の伝統的な和綿を守っていこうという気持ちから生まれた商品」と同社広報担当者。価格はそれぞれタオルハンカチ1,000円（限定100枚）、バスタオル10,000円（限定50枚）、タオルケット/シングル20,000円（限定8枚）。

　ほかにも、薄くて軽く、速乾性に優れているORGANIC AIRシリーズ（864円～24,624円）やワインの味のように品質の変化を毎年楽しむ事ができるCOTTON NOUVEAUシリーズ（1,620円～10,800円）など違った特性を持つタオルをそろえており、自分に合ったタオルを選ぶ事ができる。

　同社社長の池内計司さんは「今年のCOTTON NOUVEAU2014は昨年と比べ非常に柔らかい出来で、ORGANIC AIRのバスタオルは最近発表されたiphone 6+よりも1グラム軽い。ぜひ一度手に取ってみてほしい」と話す。

　営業時間は11時～19時30分。