スターバックスコーヒージャパンは9月17日から、京都三条烏丸ビル店(京都市中京区)など「スターバックスリザーブ」を展開する48店でコーヒー豆の希少種「ゲイシャ」の期間限定販売を始める。
同社ではエキゾチックで希少性や特有性を持つコーヒーを「リザーブ」ブランドで提供する。同店では、コーヒープレスと真空技術方式を組み合わせ、バキュームプレス技術を使う「クローバー」と、コーヒープレスの2種類の方法でコーヒーを提供するほか、コーヒー豆の販売も行っている。
販売が始まったのは「パナマ アウロマール ゲイシャ」と呼ばれるゲイシャ種のコーヒー。1930年代にコーヒーの発祥の地と言われるエチオピア南西部の「ゲシャ村」で発見され、1950年頃にコスタリカに持ち込まれ栽培が始まった。栽培が難しく、1本の木からたくさんの豆が収穫できないことから、生産性が低く希少性が高い。中でもパナマで生産された豆は、標高の高さと火山灰が積もった土との相性が良く、人気があるため手に入りにくい品種の一つだという。
同社では、コーヒーの品評会「ベストオブパナマ」を2度受賞した「ラ アウロラ農園」のコーヒーを確保。さっぱりとした風味を生かすために焙煎は、やや浅目。特徴は、パッションフルーツやスイートネクタリンの果実を思わせる風味があり、「ジューシー」や「繊細」といった味わいが感じられる。価格は、「クローバー」=1,998円、「コーヒープレス」=1,782円(いずれもショートサイズのみ)。コーヒー豆は、250グラム入り10,800円で提供する。
同社のコーヒースペシャリストの田原象二郎さんは、「希少な豆なので、次にいつ提供できるかわからないまさに『一期一会』の豆。1杯で十分に楽しんでいただける価値があるので試していただきたい」と話す。
営業時間は店舗ごとに異なる。商品が無くなり次第終了。