京都水族館(京都市下京区歓喜寺町)で9月3日、ミナミアメリカオットセイの赤ちゃんの一般公開が始まった。
今年6月24日にパブロとヴィッキーの間に誕生したメスの赤ちゃんは、甘えん坊で、おっとりマイペースな性格。丸い顔や目の大きい顔立ちが特徴という。同館でミナミアメリカアザラシの赤ちゃんが誕生するのは、昨年誕生した「ひいな」に続き2頭目。
6日には、ヴィッキーの側でおっぱいをねだる姿や、親子で眠る姿が見られた。その後、ヴィッキーは岩の上に赤ちゃんを置いて水の中に入り、赤ちゃんにも続くよう促すような仕草も。赤ちゃんは、2度3度と顔だけ水につけていたがヴィッキーの後を追って思い切った様子で水の中にダイブ。慣れない様子で水をかく姿に親子連れらがシャッターを切っていた。
現在、同館では水槽の前に投票ボックスを設置して赤ちゃんの名前を募集している。3月3日のひいな祭で知られる「市比賣(いちひめ)神社」にちなんで名づけられた姉の「ひいな」と同様、京都の遊びや祭りを連想させるキーワードを使った名前を募集している。採用された名前を投票した人には、同館オリジナルのオットセイのぬいぐるみを進呈する。
開館時間は9時~17時。入館料は、大人=2,050円。大学・高校生=1,550円。小・中学生=1,000円、幼児(3歳以上)=600円ほか。投票は10月13日まで。