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京都清宗根付館で「故郷」テーマの根付け展-道具の展示も

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 京都清宗根付館(京都市中京区壬生賀陽御所町、TEL 075-802-7000)で現在、「故郷(ふるさと)」をテーマにした根付けの展示が行われている。

指先まで細かく彫られた作品「ふる里のまつり」

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 根付けは、印籠や巾着を帯からぶら下げる際に使われた留め具。主に象牙やツゲ、鹿の角などが使われている。度重なる飢饉(ききん)によりぜいたくが禁止された江戸時代に、小さくて目立たない根付けに精巧な細工を凝らすことで「粋」を楽しんだ。現代根付けは、マンモスの牙の化石やセイウチの牙、マホガニー、金属など多彩な素材を使っていることなどに特徴が見られるという。

 特集展示のコーナーでは丸ポストや、盆踊り、かやぶき屋根の民家といった新作が並ぶ。このほか通常展示のコーナーを含め約400点もの根付けのほか、作家が自分好みに作った彫刻刀などの道具や、制作の過程を紹介したビデオも常時上映されている。

 開館時間は10時~17時(最終入館は16時30分まで)。入館料は一般1,000円ほか。11月30日まで。

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