京都市内を中心エリアとした「ソーシャルマラソン」が11月3日、行われる。
「ソーシャルマラソン(以下「シャルソン」)」は、「旅と平和
」代表取締役の佐谷恭さんがメドックマラソンの参加や、東京マラソンに落選したことを契機に企画した「経堂ソーシャルマラソン」が始まり。このイベントではタイムを競って走るのではなく、「パーティーするようにマラソンしよう」を合言葉に「経験」を競って走る。取り組みに興味を持った人が「ご当地シャルソン協会」に企画書を出すことで企画できるので各地で次々と開催されている。
「そろいのTシャツを着用する」「パーティーに間に合うようにゴールする」という前提のルールを設けるが、スタート時間も10時から17時の間にすればよく、食事や交通機関も利用できる。当日は「給〇」ポイントを設置。水や電源の貸し出し、主催者の呼び掛けに応じた店が、それぞれ店で扱うものを提供する。「公式アプリRuntasticでコースを記録」「気になるモノ、コト、ヒトを見つけたらFBでシェアしよう」と、モバイルツールを使った参加を呼び掛けている。
今回のイベントを企画したのはゲストハウス「カオサン京都」(京都市中京区)スタッフの山戸さんと京都府立大学3回生の中村さん。「たくさんの人と知り合うことができることや、偶然ランナーに出会ったときのうれしさが醍醐味」と山戸さん。海外の人に出会ったら、出身地を聞いて世界地図を完成させようという京都独自のイベントも企画している。
千葉から参加したランナーの1人は「気になった店があればふらっと入れるし、より街を楽しめる。今日は寺社めぐりやお目当てのケーキを食べたい」とにっこり。10時に集まった参加者らは「エア乾杯」をして、思い思いの方角にスタートしていった。