京都市による緊急速報メールを使った一斉訓練が3月11日、行われた。

　「シェイクアウト訓練」は2008年にアメリカで考案された防災訓練で、一斉に行動することで「地震から身を守るための基本行動」を身に付けることを目的とする。京都市では災害発生時に避難勧告などの重要情報を京都市内にある携帯電話やスマートフォンに向けてテキストメッセージで一斉に知らせる情報サービスを設定（一部の機種では受信不可）。この着信を合図に訓練を行うことを呼び掛けていた。

　10時30分に京都市に震度4以上の地震が発生した想定で、京都市防災危機管理室から緊急速報メールを送信。対応機種から同一のアラームが響くと、メールについて知らなかった人は「何の音？」「どうして着信音を出ないようにしているのに鳴っているの」など戸惑いも。京都市バスでは「バスの中では危ないので訓練しないでください」という案内もされた。

　京都市は、あらかじめ訓練に参加登録をした人に対してアンケートを実施する予定。