毎月22日に賀茂川と高野川が交わる三角州、通称「鴨川デルタ」で巨大なショートケーキの模型を置いてピクニックを行うGranewton（グラニュートン）が現在、巨大ケーキの保管場所を提供できる人を募っている。

　5月に始めたピクニック企画。升目のカレンダーを見たときに上に「乗っている」のが15（＝イチゴ）日で、「ショートケーキの日」といわれていることから22日に開く。このほか、「萬福寺芸術祭」や、出町商店街のマスコットの「加茂川マコト」の「聖誕祭」イベントにも登場するなど活動の広がりをみせている。

　ショートケーキの模型は、メンバーの実家の倉庫に保管していた。しかし、倉庫にトラックを出し入れするようになったことや、同メンバーがグラニュートンから卒業することから12月中に新しい「家」が必要になった。雨がしのげる場所で、ケーキの重量があることから1階の保管場所を希望している。

　フェイスブックやツイッターなどで呼び掛けたところ数件「使ってください」と申し出があった。しかし、2階まで引き上げる際、けがの恐れがある、家主が多忙で22日に鍵を開けられない、遠方などの理由から断念した。

　メンバーの重光あさみさんは「『3月までなら可能』など、『仮住まい』でも歓迎。ぜひ連絡いただけたれば」と呼び掛ける。