京都大学グラウンドでも「金環日食」観察会-約8千人が参加

日食を観察する参加者

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 京都大学農学部グラウンドで5月21日、金環日食の観察会が行われた。

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 同大附属天文台と京都大学総合博物館が主催した同イベント。手鏡やピンホール、望遠鏡による投影を行い、設置したソーラープロジェクターで観察の方法やその仕組みについて解説した。グラウンド前には早くから入場を待つ人で列ができた。会場には約8千人が集まった。

 東の空は、薄い雲がかかったものの、太陽はくっきりと観察でき、日食が進むと周囲がぼんやりと暗くなった。京都市は金環帯の端の方に位置するため完全なリングには見えないが、7時30分ごろ金環日食が観測された。拍手が沸きあがったほか、「つながったー!」という男の子の声が聞かれた。

 福井を4時に出発して観察会に参加した山﨑強さん・理絵さんは、夫婦と猫のイニシャルを入れた手製のピンホールを掲げて記念撮影。「福井では部分日食なので、京都まで来ました。金環日食になったときは、とても感動した」と理絵さん。

 「本や映像で知っていても、実際に自分の目で見るということは大きな違い。これをきっかけに天体に限らず自然科学に興味を持ってもらえたら」と同天文台の本田さん。

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