京料理の「わた亀」は、京都府による「健康ばんざい 京のおばんざい弁当シリーズ」の認定を受けた「京のおばんざい弁当」を5月17日より、高島屋京都店(京都市下京区四条通河原町西入、TEL 075-221-8811)で販売している。
同シリーズは、「おばんざいの良さを活かし『おいしさ』と『健康』の両立を目指した」(京都府)企画。認定には、「京都らしさと季節を感じさせる味(おばんざい又は伝承料理を1品以上含むこと)」「エネルギー600~750キロカロリー」「食塩相当量3.5グラム以下」など10項目の規格基準を設ける。
「わた亀」は、1864年(元治元年)に乾物商として創業した後、1868年(明治元年)に料理屋を始めた。同企画に申請したきっかけは、「健康志向とニーズの高まりを実感したこと」(同店)。弁当は「鯛の西京焼」「たこ煮」「筍のひりょうず」「高野豆腐と貝柱しんじょうの博多」など17品目。「塩分を控える分、鰹(かつお)の味をきかせるなどの工夫をした」(同店)という。価格は2,100円。
高島屋京都店地下1階「京料理コーナー」で、7月末までの木曜のみ限定20食の限定販売のため、5分で売り切れることも。府の認定期間は3カ月だが、同店関係者は「秋もまた申請したい」と話している。