京都国際マンガミュージアム（京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414）で3月25日、「Kyoto MaGiC ファッションショー」が開催される。京都市と同館が主催。

　「少女漫画とファッション」をテーマに、少女漫画からインスピレーションを得た衣類の制作を手掛ける「Kyoto Manga Girls Collection」プロジェクト初となる同イベント。少女漫画の「原点」ともいうべき中原淳一さん、高橋真琴さんの作品に登場する衣装を実際に制作、ファッションショーと展示会で発表を行う。

　オリジナルのテキスタイルで和服や足袋を製造・販売する「SOU・SOU」（新京極通四条上ル）が、中原淳一さんの衣装を手掛ける。5点は作品に登場する振り袖浴衣を再現し、5点はアレンジ作品となる。京都のオーダードレス店「verona」（京都市中京区油小路御池上ル押油小路町）は、高橋真琴さんの「真骨頂」ともいうべきウエディングドレスを担当する。ファッションショーの後には、デザイナーらによるアフタートークも予定。

　「中原淳一さんの描く少女は後の少女漫画家に大きな影響を与え、高橋真琴さんは戦後の貧しい少女たちに憧れや夢を与えた。それぞれの作品をどのように再現するのかは見どころの一つでは。少女漫画とファッションの密接な関係にも注目してもらえたら」と同館広報担当者。

　開演は16時。定員150人（応募多数の場合は抽選）。希望者は往復はがきで申し込む。締め切りは3月7日。