烏丸周辺の3施設と、関西日仏学館（京都市左京区吉田泉殿町、TEL 075-761-2105）で10月1日、夜のアートイベント「ニュイ・ブランシュKYOTO～パリ白夜祭への架け橋～－現代アートと過ごす夜－」が行われる。

　「ニュイ・ブランシュ」は、パリ市が毎年10月に行うアートイベント。街のさまざまな場所で作品の展示やイベントが行われ、ブリュッセルやモントリオール、シンガポールなどでも開催されている。今年でイベントが10年目を迎えるのを記念して、姉妹都市である京都での開催が決まった。

　関西日仏学館では施設のファサードに妖怪から着想を得たというルシール・レイボーズさんの写真シリーズ「境界」を投影。庭には京都造形芸術大学の「京造ねぶた」も登場する。京都市立芸術大学ギャラリー＠KCUA（中京区油小路通御池押油小路町、TEL 075-253-1509）では翌8時までのオールナイトパフォーマンス「誰も眠くならぬ」、地下鉄烏丸御池駅「コトチカ御池」でもイベントやカフェ＆ベーカリーの「志津屋」で特別メニューの提供が予定されている。

　京都国際マンガミュージアム（中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-222-3072）では京都在住の高木正勝さんやフランスのクリエーター、ギヨーム・ドロネーさん、ジュリアン・レヴィさんらの映像作品を建物の壁面に映像を投影する「マチデコ・インターナショナル」も予定。フランス外務省などが運営するアーティスト・イン・レジデンス「ヴィラ九条山」招聘（しょうへい）アーティストによるライブも行われる。

　「京都とパリの架け橋になるイベントになれば。いつもとは違った、幻想的な夜を楽しんでもらいたい」と京都市国際化推進室の長谷川昌史さん。

　開催は18時～（会場により異なる）。