1111人のピアノ演奏で1つの曲を作るプロジェクト「1111人のピアニスト」で8月22日、音源の募集が始まった。
「国民文化祭・京都2011」の関連企画として行われる同プロジェクト。ライブハウスで歌ってプレゼンテーションを行う「ビズロック」などユニークな企画を行うウェブ制作会社「WEBライダー」(京都市下京区四条堀川通り西入唐津屋町)が主催。
現在プロジェクトのサイトでは、このために作曲された「リンクエイジ」を26のパートに分け、デモ演奏と楽譜を公開している。応募者は、パートを選び、演奏を録音または録画する。このときの録音や録画環境は問わず、ピアノの音であればiPhoneなどのアプリでも可能。メールや郵送のほかユーチューブに投稿することでも応募できる。「録音の時のエピソードなども添えてもらえたら」と同社の松尾茂起さん。募集人数は1111人。同社で統合を行い曲に仕上げ、動画も制作する。
曲は「広がりを感じられて口ずさみやすいメロディーをめざした」と松尾さん。「ネットワークや機器のおかげで遠く離れた人と演奏ができるなど、音楽を通じてつながりを感じられるようになった。初心者マークを付けたパートはお子さんでも弾けるので、たくさんの方に気軽に応募してもらいたい」と松尾さん。「ピアノの演奏を重ねることで、空間や時間を越え、気持ちをつなぐことができたら」とも。
10月16日19時から、京都府庁旧館(上京区)で完成披露コンサートも行われる。