京都造形芸術大学(京都市左京区北白川)の京都芸術劇場春秋座で3月6日、トークセッション「アート×ユニバーシティー×ミュージアム」が開催される。
2月24日から開催中の「卒業制作展・論文発表会、修了制作展・論文発表会」の卒業制作展の会場は昨年まで京都市美術館だったが、今年から制作・研究の現場であるキャンパスに移し、大学院修士課程との合同開催となった。トークセッションはその一環。
卒業制作・終了制作展の最終日となる同日、展示作品を振り返り、美術館大学の課題と可能性を展望するトークセッションを開催。テーマは「アート×ユニバーシティー×ミュージアム-美術館大学は可能か-」。
京都造形芸術大学院長で批評家の浅田彰さんがモデレーターとなり、京都造形芸術大学学長で日本画家千住博さん、京都造形芸術大学副学長で作詞家の秋元康さんが、東京都現代美術館チーフキュレーターの長谷川祐子さん、建築家の妹島和世さんをゲストに迎える。
大学全体を美術館とする事で社会に開かれた美術教育の場とする同大が構想する「美術館のような大学/大学のような美術館」とは何かを考え、美術館やホワイトキューブといった従来の展示空間から離れることの可能性を探る。
開催は16時から(15時30分開場)。入場無料。