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京都で節分の定番「塩イワシ」、販売最盛期迎える-正月の大雪の影響も

塩イワシ(錦市場で撮影)

塩イワシ(錦市場で撮影)

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 関西を中心に節分に食べられる「塩イワシ」の販売が最盛期を迎えている。

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 塩イワシは「節分イワシ」とも呼ばれ、毎年節分の2月3日に食べるのが習わし。豆まきをして鬼を払った後イワシを焼き、鬼がにおいを嫌って戻って来られないようにするためだといわれる。イワシの頭はヒイラギの枝に挿し、玄関に飾る。一年の邪気を取り除き、春を迎えるための行事だ。

 塩イワシに使用されるのは「マイワシ」と呼ばれる種類のイワシ。中でも「大羽(おおば)イワシ」と呼ばれる大ぶりのものが好まれるという。今年は正月からの大雪で日本海側、特に鳥取の港で漁船が沈んだことや、東北でも寒波の影響を受けたこともあり、銚子港など関東地方で水揚げされたイワシが店頭に並ぶ。水揚げが少ないため値段は上がる傾向にあるというが、話を聞いた大丸京都店(京都市下京区四条通高倉西入立売西町)では仕入れを工夫し、昨年と同じ1尾180円で販売している。

 「マイワシは今が旬。昔の人の風習というのは、よくできていますね」と同店鮮魚担当者。「脂がのっているのでフライパンではなく脂が落ちるグリルで焼いてもらえたら」とアドバイスも。

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