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京都マンガミュージアムで「お化け★談義」-物知りの神獣「はくたく」など紹介

お化け★談義マスコットキャラクター 白澤くん(イラスト:松野くら)

お化け★談義マスコットキャラクター 白澤くん(イラスト:松野くら)

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 京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)で2月5日、「お化け★談義」が開催される。

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 妖怪研究家で小説家でもある化野(あだしの)燐さんが、関西でも妖怪を知ってもらう機会ができないかと企画した同イベント。角川書店(千代田区)が運営する妖怪SNS「お化け大学校」とも連動し、参加者には同サイトの特典を受けられる単位(ポイント)が付与される。

 当日は、兵庫県立歴史博物館の学芸員である香川雅信さんと「妖怪らしさ」について対談を行うほか、妖怪についてよく知っているという「白澤(はくたく)」という中国由来の架空の生き物についても紹介。この白澤は同イベントのマスコットキャラクターにもなっている。「このマスコットのイベントに行けば、白澤のようにたくさんの妖怪の知識が得られる、そう思ってもらえるようになれば」と化野さん。

 同館での開催について、同館の研究員の表智之さんは「単に妖怪漫画が人気というだけでなく、キャラクターとしての楽しみ方が確立している点で漫画と共通している」と指摘。化野さんも「妖怪は言葉ではなくビジュアルの方が圧倒的に伝わるため漫画とは相性がいい」と話す。

 同日には、用意された妖怪の資料から見た目や行動、出現する場所など妖怪の特徴を捉えて整理し、図鑑にするワークショップも行う。「自分で新しい妖怪を考えるのも醍醐味(だいごみ)の一つ。その際、よりお化けっぽくなる肝があるが、その辺りを図鑑作りの中で伝えられたらと思っている」。

 化野さんは「お化けは文化的な財産。みんなで使うことができ無くなることはない」と話す。「今後も『なんとなくイメージで知っている』から一歩踏み込んで妖怪についてもっと知ってもらう生涯学習のような機会を作れたら」と意気込みをみせる。

 開催は13時~(受け付けは正午から)。参加費は1,500円。

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