新風館(京都市中京区烏丸通り姉小路下ル場之町)3階の「トランスジャンル」で1月30日、「冬のほっこりBEERな集い@京都」が行われる。
京都の地ビールを中心に提供する同イベント。同志社大学経済学部の学生で作る「同志社大学ビールプロジェクト」の5人が主催する。代表の伊藤夏央里さんとリーダーの上田有紀さんは共にビール好き。しかし「ビールの苦みや、おしゃれでないというイメージから周りの学生はビール飲まない人が多い」と上田さん。「ビールのおいしさを知ってもらいたい」という思いから、「ビールを知ってもらう機会や空間を提供する」をコンセプトに、これまでもカフェでビールイベントを行ってきた。
残りの3人のメンバーは、ビール好きではなかったという。松永響さんは「黄桜の方にぐっと飲んでのどごしを味わうことを教わり、試してみてから変わった」と話す。中川あゆみさんや吉永莉沙さんも、一般的な「ラガー」のほかに多くのビールがあることを知り、今では周囲にビールを薦めるまでになったと話す。メンバーは、お気に入りのビールに、バナナのような香りがする「周山街道ビール ヴァイツェン」や清酒酵母を用いた「京都麦酒 酒蔵のかほり」、甘みだけでなく酸味がさわやかな「イチゴビール」などを挙げる。
イベントでは、立ち飲みのブースで「周山街道ビール」「同志社ビール」のほか、黄桜(伏見区)と京都大学・早稲田大学が共同開発した「ナイルビール」など9種類を1杯300円で提供する。うち2種類は「温ビール」で提供。「温めることで苦みや炭酸が抜けて女性でも飲みやすい」と吉永さん。このほか全国からそろえた「リンゴビール」「チョコレートビール」など4種類のビンも扱う。併せて、新風館のレストラン「アンジェリー」から、「堀川ごぼうと牛すじこんにゃくのコロッケ」なども1品200円で提供する。
「夏に飲むビールはのどが渇いてグビグビ流し込む感じだが、冬はビールの奥深さをじっくり味わってもらえるのでは」と上田さん。「これがきっかけでビールのイメージが変わり、同年代の人にもビールを飲んでもらえたら」とも。
開催時間は11時~18時(受け付けは17時30分まで)。