大谷大学(所在:京都市北区 学長:一楽 真)は、2026年1月10日(土)~2月14日(土)の期間、大谷大学博物館にて2025年度冬季企画展「京都を学ぶ いにしえの歴史と伝承」を開催いたします。そのことに先立ちまして、1月9日(金)10:30からメディアの皆さまを対象とした内覧会を実施いたしますので、ご案内申しあげます。
冬季企画展は、例年「京都を学ぶ」と題して開催しています。本年は、平安京以前の時代にスポットをあて、京都の古代にまつわる所蔵品を展示します。一千年のみやこである京都は、さまざまな出来事や文化の中心地でしたが、みやことして出発する以前のことは、ほとんど知られていないのではないでしょうか。
本展覧会では、文献史料を中心に、考古遺物、拓本、絵図などもまじえながら展観し、みやこが置かれる前にこの地に居住した人々や平安京へと遷都される経緯、また、聖徳太子をはじめとした古代伝承などを紹介します。これらの展示品をとおして、いにしえの京都のすがたに思いを馳せていただければ幸いです。

乙訓寺出土軒平瓦片(大谷大学博物館)

平安宮跡出土軒丸瓦片(大谷大学博物館蔵)
大谷大学博物館 2025年度冬季企画展
ホームページhttps://www.otani.ac.jp/kyo_kikan/museum/index.html


10.阿毘達磨倶舎論本頌(松尾社一切経)

23.唐草文軒平瓦片(伝乙訓寺出土)

24.単弁蓮華文軒丸瓦片(伝平安宮跡出土)

45.聖徳太子絵伝 第三幅(部分)

39.聖徳太子二王子像

■展示会名:京都を学ぶ いにしえの歴史と伝承
■会 期:2026年1月10日(土)~2月14日(土)
■開館時間:午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
■休 館 日:日曜日・月曜日 ※ただし1/19(月)は開館
■観 覧 料:無料
■場 所:大谷大学博物館(京都市北区小山上総町 大谷大学 響流館1F)
※京都市営地下鉄烏丸線国際会館行「北大路」駅下車、6番出口すぐ
※市バス「北大路バスターミナル」、「下総町」、「烏丸北大路」下車
■主 催:大谷大学博物館
■後 援:エフエム京都
■大谷大学博物館 2025年度冬季企画展ホームページ
本学博物館は、真宗学・仏教学・歴史学・文学など世界的に貴重な典籍、考古遺物、民俗資料など約12,000点を所蔵。年4回の企画展と年1回の特別展を地域に広く公開し、文化財を間近でみることができる博物館です。
本学図書館が収蔵していた貴重資料および考古遺物や民俗資料などの文物を含む多様な資料の適切な保管と調査研究、1987年に開設された博物館学課程の充実化、生涯学習など社会的要請への対応などを目的に設置構想を策定し、2003年に開館しました。昨年には、開館20周年を迎えました。

大谷大学は、1665(寛文5)年の江戸時代、京都・東六条に創設された東本願寺の学寮をその前身としています。その後、いくたびかの変遷を経て、1901(明治34)年、近代的な大学として東京・巣鴨の地に開学。1913(大正2)年、現在の地に移転開設しました。
親鸞の仏教精神に基づき、“人材”ではなく“人物”の育成を目標とする学び「人間学」を教育・研究の根幹とし、広く一般社会へ開かれた大学として確かな歩みを続けています。2021(令和3)年には、近代化120周年を迎えました。