
全参加者とビーチクリーンで拾った海ゴミの記念撮影
https://www.youtube.com/watch?v=78-5FoVjTGw
TRAPOL株式会社(以下「TRAPOL」)は、関西電力労働組合本店地区本部(以下「関西電力労働組合」)および地域共創を伴走支援する丹後リビングラボと共同で、関西電力および関西電力送配電の本店・関西電力病院に勤務する2年目社員を対象とした研修旅行「ユニオンルーキーズセミナー in 京丹後 2025」を開催いたしました。
本プログラムは、昨年度の好評を受けて実施された第3回目の開催であり、20代を中心とした若手社員が地域の人々と触れ合いながら“自分らしい生き方”を考える機会を創出することを目的としています。
これまでTRAPOLでは、無人島を活用したチームビルディング研修や、黒部ダムでの視察研修など、企業の人材育成・組織活性化に向けた多様な体験型プログラムを提供してまいりました。
そして本年度も、関西電力労働組合とのタイアップにより、京丹後市の地域事業者と連携した“オーダーメイド型研修”として、さらに内容をパワーアップさせたプログラムを実施いたしました。
【ここが特徴!】2025年度ユニオンルーキーズセミナーの新たな試み
関西電力労働組合では、毎年2年目社員を対象に「自分自身と向き合い、同期と学び合う場」を目的とした研修を実施しています。
今回の京丹後研修では、好きなことや使命に夢中になって活動する多くの地元の方々と出会い、その姿に触れることで「こんな生き方もあるんだ」と感じる体験を提供しました。
美しい海を守るためにビーチクリーンなどの活動をする(株)あしあとや京丹後の伝統食文化を次世代に伝える京丹後市食生活改善推進委員(食改さん)など、地元団体との交流や共同体験を通じて、地域の温かさ・人とのつながりを体感しました。
プログラムを通じ、参加者は地域コミュニティと関わる中で、同期同士の絆を深めるとともに、社会人としての視野を広げる貴重な2日間となりました。
【開催概要】
名称:ユニオンルーキーズセミナー in 京丹後 2025
日時:2025年10月17日(金)~10月18日(土)
開催地:京都府京丹後市
主催:関西電力労働組合 本店地区本部
共催:TRAPOL株式会社/丹後リビングラボ
当日の様子
■【モルック大会】同期組合員同士の絆を深める体験

みんなで笑って、モルック大会!
モルックを通じて深まる仲間の絆
世界大会で日本勢が初制覇した「モルック」を通じたアイスブレーキング。参加者のほとんどは今回モルックが初めてでしたが、地元のモルック協会の講師による指導のもと、チーム対抗で楽しむことができました。オリエンテーションの時にはまだ表情が硬かった皆さんも、モルックを通して絆が深まったようです。
■【ビーチクリーン】持続可能な自然との関わり方を学ぶ体験

ゴミゼロの海へ、一歩前進!
笑顔がつなぐビーチクリーン
チーム同士が協力して、浜辺に散らばるゴミを拾い集める活動が行われました。チームによってゴミの収集方法を工夫しており、チームの色がよく表れていました。
全員で拾ったゴミをトラックまで運搬して最後まで楽しめました。
一見綺麗に見えるビーチでも、わずかな時間で軽トラック1台が埋まるほどのゴミが集まり、参加者も驚きの表情を見せていました。次世代にこの京丹後の美しい海を残す大切さを学びました。
■【ばら寿司作り体験】地域のコミュニティ・地域の暮らしを学ぶ体験

バラ寿司の材料を自分たちでトッピングする様子
世界にひとつのバラ寿司、完成!
丹後ばら寿司は、京丹後の人にとって 祭りの日やハレの日に食べるごちそうであり、昔懐かしい思い出と紐づく、ふるさとの味です。
京丹後市食生活改善推進委員こと「食改さん」の皆さんが、そんな丹後ばら寿司の魅力や文化を丁寧に教えてくださいました。皆で協力して作ったばら寿司はどこか懐かしい味がして、参加者の皆さんも思わず笑顔に。
■【朝ヨガ体験】地域の魅力を学ぶ体験

空と海と山に包まれる、心と体のリセットタイム
緑豊かな芝生の上で行われたヨガ体験では、講師の丁寧な指導のもと、参加者の皆さんが日々の疲れと向き合いながら心身を解きほぐしました。ほとんどがヨガ未経験者でしたが、それぞれが自分にとって心地よいポーズを見つけ、穏やかな時間を満喫。目の前には青い海、真上には澄み渡る空が広がり、自然と一体になるような贅沢なひとときに。
「デジタルデトックスにもなり、普段できないいい経験だった」という声も多く、心身ともにリセットされる体験となりました。
■【選択型体験】地域に根付いた”伝統”や”文化”に触れる体験
参加者が選択型で様々な体験に参加し、京丹後地域の伝統・文化や地域で活動される事業者さんの想いに触れることができました。
・京都の老舗提灯屋から京丹後へ移住した「小嶋庵」でのミニ提灯づくり体験

完成して点灯した提灯
ひとつひとつに想いを込めて
暮らしの中に暖かな明かりを灯し、みんなの笑顔を作る。そんな提灯作りを目指している代表の小嶋さん。京提灯の魅力を発信し続けています。そんな小嶋さんの思いに触れながら、参加者は、「ちび丸」という手のひらサイズのミニ提灯を制作しました。
・自然の素材をつかって20年間土づくり。「自然耕房あおき」での自然栽培野菜の収穫体験

人参よりまぶしい、みんなの笑顔
びっくりサイズ!自然の恵みに大歓声
農薬や化学肥料を一切使わず、野菜を育てる青木さんの自然耕房で、人参や万願寺とうがらしなどの収穫を行いました。従来野菜づくりに不向きだった土を、20年もの年月をかけて微生物が豊富な土づくりを行い、今では季節に合わせてたくさんの野菜を育てる青木さんの姿に、胸を打たれました。
・歴史と風情あふれる「豪商稲葉本家」での着物のアレンジ着付け体験

豪商稲葉本家で記念撮影
伝統に、自分らしさをプラスして
丹後地域は着物の素材となる絹織物「丹後ちりめん」の一大産地。そして、築230年以上の歴史があり、国の登録有形文化財にも指定されている豪商稲葉本家での着物のアレンジ着付けを体験。普段なかなか着物を着る機会がない参加者にとっても、思い思いの合わせ方でコーディネートをして気軽に着物を楽しんでもらう体験でした。
・過疎化していた集落に誕生した銭湯のようなサウナを体験

今からサウナ行ってきます!
自然の中で、心地よい“ととのい”を
この地に生まれ育ったおじいちゃんから譲り受けた古民家を改修してつくられた築100年を超えるアウトドアサウナ。昔ながらの趣があり、なつかしい気持ちがわきあがってきます。古き良き空間の中で、川のせせらぎに耳を傾けながら村の住人になったような感覚で、整いました。参加者の提案で、「自然耕房あおき」の参加者が収穫した野菜をキンキンに冷やして食べる「ジブリ飯体験(トトロの世界観のようなキンキンに冷やした新鮮な野菜をたべること)」を実施しました。
・個性あふれるオーナーたちとスパイスカレー作り体験

元旅館だった「THE SPICE」の店舗写真
オーナー直伝!スパイスに込めたこだわり
京丹後のスパイスカレー専門店「THE SPICE」にて、スパイスカレー作り体験を実施しました。かつて旅館だった建物をリフォームした味わい深い空間で、個性あふれるオーナーたちの軽快なトークとともに、香り立つスパイスの世界を体感。参加者も夢中で調合や調理に挑戦し、出来上がったカレーの味に笑顔が広がりました。カレーを通じて地域の人の温かさと食文化の奥深さを感じる、熱気あふれる体験となりました。
・京丹後産の芋にこだわった芋焼酎を手がける「丹後蔵」見学&試飲体験

丹後蔵さんの歴史を学ぶ様子
試飲用の丹後蔵の芋焼酎
丹後蔵さんでは、テイスティング&蔵見学体験を行いました。地元の自然と共に育まれた酒造りの魅力を体感しました。蔵人の案内のもと、仕込みの工程やこだわりを間近で見学し、最後には代表銘柄「いもたん」をはじめとした焼酎をテイスティング。焼酎の奥深さと、京丹後ならではの風土が生み出す味わいに参加者からも感嘆の声が上がりました。五感で学び、地域文化を味わう貴重なひとときとなりました。テイスティングした中でも
「D.O.K.40(どうしておまえはこうなった40°)」は、蔵元ができあがった原酒を飲んで「どうしてお前はこう(こんなに美味く)なったんだ?」と感嘆した一言から命名されたというユニークなストーリーがあります。“思わず声が出るほど素晴らしい仕上がりだった ”という蔵人の驚きがそのまま名前になっています。
・プラスチックごみのアップサイクル&海ごみについてのディスカッション

海ゴミだったペットボトルの蓋を集めて圧縮する様子
圧縮された海ゴミはキレイなキーホルダーへ生まれ変わる
「はだしで遊べる海を未来へつなぐ」をテーマに、年間2,000人を超える参加者とともにビーチクリーン活動を続ける八隅さん。
海洋ごみの中でも深刻な課題とされるプラスチック問題に向き合い、オランダ発のアップサイクルプロジェクト「Precious Plastic」にも取り組んでいます。
今回の研修では、活動紹介にとどまらず、自らの体験や挑戦のエピソードを交えながら、夢や目標に向かって「やってみよう!」と行動し続ける姿勢を語りました。
参加者にとって、失敗を恐れず一歩を踏み出す勇気、そして環境問題に向き合うきっかけとなる時間になったことでしょう。

野菜収穫体験が楽しみな参加者たち
モルック大会で優勝した班とやーまんの記念撮影
■「京丹後の地域の魅力を満喫できた」等、参加者からコメントの数々
部署の枠をこえ、会社の枠をこえ、地域の枠をこえ、様々なコミュニティの枠をこえて多くの人と交流できた1泊2日の研修旅行。研修旅行に参加した方々からは、以下のような感想が寄せられました。
「参加者からのコメント」
・普段会社にいるだけでは関わることがあまりできない皆さんと、京丹後の文化や美味しいご飯を通じて仲を深めることができた、非常に楽しいイベントだった。
・京丹後の文化や自然、食など、本当に沢山の魅力が詰まった場所だと感じた。また、地方特有の余所者には冷たいという感じがなく、凄くアットホームな場所だと感じた。
・同期との仲を深めるだけでなく、京丹後という地域の人々や文化、歴史に触れることで、日頃経験できない刺激的な時間を経験できた。
TRAPOLではこうした研修旅行の企画を承っております。地域のコミュ二ティや、地域に深く入り込んだ体験ができる研修を企画したい企業の方々は、ぜひお気軽にご相談下さい。
■関西電力労働組合本店地区本部について
組合員約4,900名が所属する、関西電力労働組合の1組織。関西電力本店ビル内の4支部、能開、病院、電力技術センターの計7つの支部で構成される。約80名の組合役員(専従者4名を含む)を中心に、「組合員とその家族の幸せ」・「組合員一人ひとりのウェルビーイングの実現」を理念に掲げ、活動を展開している。
時代の流れとともに、組合員の価値観が一層多様化している現状を踏まえ、今回のTRAPOL株式会社や丹後リビングラボとのタイアップのように、組合員がワクワクして参加してもらえるような新たな取組みに数々挑戦中。
■丹後リビングラボについて
京丹後市の「自然あふれるビジネスモデル事業」の一環として、京丹後市をフィールドに、都市部企業や地域事業者が地域や業種の垣根を超えて、新たな事業共創や地域共創のモデルづくりに取り組む団体です。
現在、地域の観光事業者や公共交通機関、一次産業、不動産、信用金庫、まちづくり団体や個人など、38社・45名以上で構成されたコンソ―アムとともに、企業研修やワーケーション、サテライトオフィスの誘致、ビジネスマッチングの機会創出など、都市部と京丹後をつなぐ活動のコーディネートをしています。
●丹後リビングラボ
https://tango-livinglab.com/
●京丹後市自然あふれるビジネスモデル事業
https://www.city.kyotango.lg.jp/top/soshiki/shokokanko/shokoshinko/4/shizenahureru/index.html
■TRAPOL株式会社について
羅針盤株式会社のグループ企業として、「現地の暮らしに溶け込む旅」をテーマに、地域の人々と旅行者をつなぐ体験型旅行事業を展開しています。2019年に関西電力の社内起業制度から誕生し、地域の自然や文化、暮らしに根ざした体験を通して、旅行者に新しい発見と学びを提供。現在は、地域事業者や自治体と連携しながら、観光振興や関係人口の創出、持続可能な地域づくりにも取り組んでいます。
代表:森脇健吾
所在地:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島3-6-16 関電ビルディング3F
設立:2019年10月01日
資本金:1,000万円
事業内容:旅行者とローカルフレンドを繋ぐサービス「TRAPOL(トラポル)」他、旅行に関する各種コンテンツ制作・コンサルティングなど
旅行業登録番号:大阪府知事登録旅行業第2-3026号
会社WEBサイト:TRAPOL株式会社 公式サイト|TRAPOL Co., Ltd.
体験WEBサイト:TRAPOL[トラポル] - ローカルフレンドと現地の暮らしに溶け込む旅へ
TRAPOLメディア:https://trapol.jp/media