
京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP:代表取締役社長 浅野貢男)は、独立行政法人日本貿易振興機構(以下、ジェトロ:京都貿易情報センター所長 村上義)および京都府、京都市とともに実施するヘルスケア分野特化型イノベーションプラットフォーム「HVC KYOTO 2025」のポストイベントを2025年12月9日に開催します。本プログラムでは、新ビジネス創出においても注目が集まる「再生医療」をテーマとした基調講演および産官学のキーマンによる情報提供、パネルディスカッションをお届けします。
事前申込:https://hvc2025post.peatix.com/
■HVC KYOTO 2025 再生医療ビジネスシンポジウム
「HVC KYOTO」は、本年で10周年を迎えた日本最大級のヘルスケア分野特化型イノベーションプラットフォームです。本年6月30日~7月1日に開催されたHVC KYOTO 2025 Demo Dayでは、国内外から会場に約340名の方々が参加する中、22社の採択スタートアップが、1日目にはパートナー企業との個別商談、2日目にはファイナリスト15社がアドバイザーやパートナー企業へのピッチを行いました。
このたび、HVC KYOTO 2025再生医療ビジネスシンポジウムとして12月9日に「再生医療ビジネスのための細胞バイオテクノロジーを本音で語り合う」を開催します。HVC KYOTO参画スタートアップの研究テーマとしても多く取り扱われる「再生医療」は、新ビジネス創出の一角を占める重要なテーマとなっています。
本シンポジウムは、バイオ・医療・材料化学・医工連携の先端研究に係る知見を共有し、広義で再生医療の議論を深める機会として、京都大学 田畑泰彦教授の監修により長年実施してきましたが、2021年よりHVC KYOTOのポストイベントという位置づけで開催しています。
今回は「機能性タンパク質シルクエラスチンを用いた医療機器開発について」「耳鼻咽喉科領域の再生医療」をテーマとした基調講演をはじめ、産官学のキーマンによる「再生医療関連ビジネス」をテーマとしたパネルディスカッションをお届けします。終了後には参加者懇親会も開催します。製薬・バイオ・モノづくり等の企業や研究者の方、当該領域のスタートアップ・起業に関心がある方、ライフサイエンスの異分野連携を目指す方など、是非ご参加ください。
■開催概要
日時:2025年12月9日(火)10:00-17:55(開場9:30)
場所:京都リサーチパーク KRP西地区 4号館地下 バズホール
対象:
・製薬・バイオ・モノづくり等の企業や研究者の方
・当該領域のスタートアップに関心がある方や今後起業を目指している研究者の方
・ライフサイエンスの異分野連携を目指す方 等
参加費:無料
定員:200名(定員に達し次第受付終了。最終申込受付〆切は、12月7日)
事前申込:https://hvc2025post.peatix.com/
主催:(独)日本貿易振興機構(ジェトロ) 京都府 京都市 京都リサーチパーク(株)
共催:関西イノベーションイニシアティブ(KSII) 京都大学成長戦略本部 京都大学イノベーションキャピタル(株)
後援:厚生労働省、特許庁、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)、大阪府、兵庫県、大阪市、神戸市、近畿経済産業局、公益社団法人関西経済連合会、大阪商工会議所、京都商工会議所、神戸商工会議所、公益財団法人京都産業21、公益財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構、公益社団法人京都工業会、一般社団法人京都知恵産業創造の森、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)、NPO法人関西健康・医療学術連絡会、NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議 、NPO法人日本MITベンチャーフォーラム(MIT‐VFJ)、関西健康・医療創生会議、関西医薬品協会(KPIA)、バイオコミュニティ関西(BiocK)、CIC Japan、Plug and Play Japan株式会社、合同会社SARR、デュッセルドルフ市 経済振興局、メリーランド州商務局、香港投資推進局(インベスト香港)
■プログラム

■登壇者・テーマ
<オーバービュー>

京都大学大学院医学研究科 細胞バイオテクノロジーグループ 特任教授
田畑 泰彦 氏
テーマ:「細胞に対するバイオテクノロジーとして再生医療を見てみよう~ 細胞バイオテクノロジーの最前線に必要なものとは? ~」
<基調講演1>

三洋化成工業株式会社 Sielaプロジェクト プロジェクトリーダー
川端 慎吾 氏
テーマ:「機能性タンパク質シルクエラスチンを用いた医療機器開発について」
<基調講演2>

愛媛大学医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 教授
愛媛大学医学系研究科長・医学部長
羽藤 直人 氏
テーマ:「耳鼻咽喉科領域の再生医療」
<情報提供・パネルディスカッション>

経済産業省 商務・サービスグループ生物化学産業課長
廣瀬 大也 氏
テーマ:「再生医療の産業化に向けた経済産業省の取組について」

国立医薬品食品衛生研究所 副所長
佐藤 陽治 氏
テーマ:「再生医療等製品の品質保証 vs. 特定細胞加工物等の品質保証」

株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング 相談役
畠 賢一郎 氏
テーマ:「再生医療等製品開発の役割分担とCDMOの意義」

株式会社ビジョンケア 代表取締役社長
高橋 政代 氏
テーマ:「再生医療における治験と公的保険の問題点」

横浜国立大学 大学院工学研究院 機能の創生部門 教授
兼 株式会社TrichoSeeds 代表取締役社長
福田 淳二 氏
テーマ:「毛髪の再生医療」
■HVC KYOTOについて
HVC KYOTO(Healthcare Venture Conference KYOTO)は、ヘルスケア領域における革新的な技術を持つ国内外のスタートアップと、オープンイノベーションに積極的な国内外の事業会社や、ベンチャーキャピタル・インキュベーター等からなるHVCパートナーが集まるイノベーションプラットフォームです。HVC KYOTOでは、採択されたプレシードを含むシードからアーリー期を中心としたスタートアップに、パートナーとの連携や成長に資する接点機会を提供しており、Demo Dayでは、日本最大級のヘルスケア領域に特化した英語によるスタートアップのビジネスピッチ、およびスタートアップと事業提携先や共同研究先、出資先を探索するパートナーとのマッチングを実施しています。これまで10年間の採択スタートアップは194件(創業前の案件含む)にのぼり、採択後資金調達額は累積805億円(2025年9月現在・公開情報・国内企業限り)を超え、海外拠点開設・大型事業提携・J-startup認定・AMED事業採択など、過去登壇者は目覚ましい活躍に繋がっており、ヘルスケア領域のスタートアップ・研究者の登竜門としても認知されつつあります。
2025年2月には、内閣府主催の第7回日本オープンイノベーション大賞にて、「経済産業大臣賞」を受賞。オープンイノベーションのプラットフォームのロールモデルになり得ると評価されました。その他にも2023年3月、特許庁が運営する「IP BASE AWARD」で、エコシステム部門「奨励賞」、同年9月、サイエンスパークの国際組織IASPが運営する「IASPインスパイアリング・ソリューション・プログラム」で世界3位に選ばれる等、HVCはプラットフォームとして国内外からの評価を集めています。

関連情報:
【開催レポート】HVC KYOTO 2025 Demo Day
https://www.krp.co.jp/hvckyoto/detail/5121.html
■京都リサーチパークについて
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて510組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。