プレスリリース

アニエスべー、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025 / KG+2025をサポート

リリース発行企業:アニエスベージャパン株式会社

情報提供:

 アニエスベーは「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025」に協賛し、リー・シュルマン & オマー・ヴィクター・ディオプ(Lee Shulman & Omar Victor Diop)による展示 『The Anonymous Project presents Being There』 をサポートします。




KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025
リー・シュルマン & オマー・ヴィクター・ディオプ
The Anonymous Project presents Being There
会場:嶋臺(しまだい)ギャラリー東館
京都府京都市中京区御池通東洞院西北角
会期:4月12日(土)~ 5月11日(日) 
休館日:4月15日、22日、28日、5月8日
時間:10:00~18:00(最終入場は17:30)
入場料:¥1,000 / ¥800(学生)

※詳細プログラムはKYOTOGRAPHIE 2025オフィシャルウェブサイトをご確認ください。
https://www.kyotographie.jp/

 今年で第13回を迎えるKYOTOGRAPHIE 2025は、「HUMANITY」をテーマに掲げ、変化し続ける現代社会において、人間はどのように在るべきかを写真の力で問い直します。本写真祭は、京都の指定重要文化財や寺院、伝統的な町屋を舞台に開催されます。写真を通じた創造的なインスピレーションを大切にするアニエスベーは、これまで多くの写真家を支援してきたほか、2014年よりこの国際写真祭を継続的にサポートしています。

 リー・シュルマンはロンドン生まれ、パリ在住のアーティストです。広告やミュージックビデオの分野で受賞歴のある映像作家であり、「アノニマス・プロジェクト」の創設者でもあります。ウェストミンスター大学を卒業後、2017年にヴィンテージ写真のスライドを無造作に箱買いしたことをきっかけに、その写真が持つ「かつての暮らしが映る窓」ともいえる魅力に心を奪われ、アノニマス・プロジェクトを始めました。その後、世界中の人々が忘れ去られていた家族写真を彼に送るようになり、数年のうちに80万枚の写真コレクションを築き上げました。これらの写真を整理、スキャン、アーカイブする非営利団体を共同で設立し、現在ではアノニマス・プロジェクトは世界で最も重要なアマチュア写真コレクションのひとつとなっています。

 オマー・ヴィクター・ディオプは1980年、セネガルの首都ダカールに生まれました。同世代で最も重要なセネガル人写真家のひとりとされています。ダカールで育ったディオプは、文学や歴史を通じて豊かな想像力を培い、写真、コラージュ、創作、ファッション、デザインなど、さまざまな芸術分野で才能を発揮してきました。2011年以来、歴史上の人物や架空のキャラクターに扮したセルフポートレートのポートフォリオを制作し続けています。

 KYOTOGRAPHIE 2025では、リー・シュルマンとオマー・ヴィクター・ディオプが「アノニマス・プロジェクト」の一環としてコラボレーションした作品 『Being There』を発表します。本作では、第二次世界大戦後まもない1950~60年代のアメリカで撮影された匿名の写真に、オマーの姿が登場します。人種差別が色濃く残る時代の記録に新たな視点を加えるこのユーモラスかつ示唆に富んだパフォーマンスは、写真が持つ力について新たな問いを投げかけるものとなっています。

 アニエスベー祇園店では、KG+に参加するルイーズ・ミュトレル(Louise Mutrel)の展示 『Eternal Friendship Club』 を開催します。





ルイーズ・ミュトレル
Eternal Friendship Club
会場:アニエスベー祇園店
京都府京都市東山区祇園町南側570番地128
会期:4月12日(土)~ 5月11日(日)(会期中無休)
時間:10:00~18:00
入場無料
協賛:ヴィラ九条山 / FLATLABO inc.

※詳細プログラムはKG+オフィシャルウェブサイトをご確認ください。
https://kgplus.kyotographie.jp/

 KG+は、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭のサテライトイベントとして、これからの活躍が期待されるアーティストやキュレーターの発掘と支援を目的に、2013年よりスタートした写真祭です。ルイーズ・ミュトレルは、KG+SELECTを除くKG+の展覧会の中から優れた作家1名を選出するKG+ディスカバリーアワードのファイナリスト10名に本年選出されました。今回、ヴィラ九条山との協働により、アニエスベーが本展をサポートすることとなりました。

 『Eternal Friendship Club』は、フランスの出版社 Rien Ne Va Plus と共同で進められているルイーズ・ミュトレルの写真集『Only You Can Complete Me』に収録される16点の作品で構成されています。本写真集は日本の自動車サブカルチャーに焦点を当て、今年7月に刊行予定です。2019年に始まったミュトレルのリサーチは、デコトラ(装飾トラック)の愛好家、旧車會(フェミニスト・バイカーグループ)、およびデコチャリ(デコトラを模した自転車)のコミュニティを記録し、ヴィラ九条山でのレジデンスを経て完成に至りました。

 『Eternal Friendship Club』というタイトルは、同じ情熱を共有するドライバーたちを結びつける友情の絆を指しています。車両カスタマイズへの情熱は、戦後アメリカ文化の影響を受け、1970年代に日本に伝わったと言われています。この型破りな趣味を通じて、愛好家たちは自身のアイデンティティを再定義し、アバターを生み出してきました。日本人によって独自に再解釈されたこの文化は、次第に洗練され、社会的にも意義のあるクラフトへと進化してきました。輸送や建設に使用される実用車両は、所有者によって、伝統的な浮世絵のモチーフを現代的にアップデートしたペイントで装飾され、1980年代のSFシリーズ『ガンダム』に見られるロボットアーマーなど、大衆文化の影響を融合させたハイブリッドなオブジェへと変貌を遂げています。

 ヴィラ九条山でのレジデンス期間中に制作された写真作品群は、関西および関東地方の自主的なコミュニティによって開催される集会を探求しています。彼らが集い、パレードを行い、集団儀礼を発展させるのは、駐車場、高速道路のインターチェンジ、郊外の境界的な空間です。本作において、ミュトレルは単なるドキュメンタリーの枠を超え、写真の集合体の中に感覚的・象徴的なつながりを生み出すことを試みています。

【アニエスベーについて】
フレンチカジュアルを代表するパリのブランド。流行に捉われることなく、着心地の良さやカッティングにこだわったエスプリ溢れる洋服は、世界中の人に長く愛されています。
アニエスベーはアートや映画、音楽との関わりも深く、ファッションを通じた社会活動、海洋探査船タラ号のサポートを初めとした環境保護活動にも積極的に取り組んでいます。


■読者様お問い合わせ先 アニエスベー TEL: 0120-744800

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