株式会社HACARUS(京都市中京区、代表取締役CEO:染田貴志、以下「HACARUS」)は、株式会社JR西日本イノベーションズ(大阪市北区、代表取締役社長:川本亮)が昨年度に実施した「JR西日本グループ イノベーション&チャレンジデイ」のリバースピッチにおける「レール傷管理業務の負担軽減」の募集テーマに採択されました。今後、HACARUSと西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、代表取締役社長:長谷川一明、以下「JR西日本」)は、AIを活用したレール探傷車エコー画像の自動判定システムの開発に向けて共同で取り組んでまいります。
JR西日本では、レールに発生した傷の状態を把握するため、レール探傷車(※)を運行しています。探傷車は、レール内部の傷の状態を評価するためにエコー画像を取得しますが、1回の測定で膨大な画像が出力されます。この膨大な画像を技術者が目視で判断する必要があり、多大な労力と熟練技術が求められていました。
HACARUSは、少量データで高精度な特徴量抽出を実現するスパースモデリング技術を保有しており、この技術をAIに応用することで幅広い業界の課題解決を支援しています。
昨年10月に実施したリバースピッチの実証実験では、100枚程度の教師画像を用いて、HACARUSが開発したAIシステムによる検証を行いました。その結果、レール傷を高精度で検出できることが確認されるとともに、解決すべき課題や改善点について貴重な知見を得ることができました。今後は、教師画像の数を増やし、AIの構築と運用の改善を繰り返し行うことで、実用化に向けた取り組みを進めてまいります。
※レール探傷車:超音波を利用してレール内部の見えない傷を検出するための車両
JR西日本グループについて
JR西日本グループは、「私たちの志」と「長期ビジョン2032」を掲げ、その実現に向けて、様々なパートナーの皆様と共に新たな挑戦を続け、イノベーションを推進しております。
株式会社HACARUSについて
『未来を造る人に 次世代の「はかる」を』というミッションを掲げ、少ないデータで、抜本的な問題解決につなげる「AIソリューション」を提供しています。2014年の設立から数多くの企業の問題解決に貢献してきた経験と独自の技術力で、人の知見を資産化し、オペレーションの効率化・省人化を成功させます。データの取得から既存システムとの連携までを一貫して支援し、人間とAIが共存する未来の実現に取り組んでいます。
本社: 京都府京都市中京区高宮町206 御池ビル8階
設立: 2014年1月
代表取締役CEO:染田 貴志
URL:https://hacarus.com/ja/
取材・お問い合わせ:pr@hacarus.com(広報担当)