海外での難民支援や途上国での貧困削減活動、国内外の自然災害被災者に対する支援に取り組む公益社団法人日本国際民間協力会(以下:NICCO、所在地:京都市中京区、代表:片山真理)は、パレスチナ・ガザ地区における人道支援を継続するため、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて「ガザ地区で紛争下に置かれる人々へ温かい食事を届けたい。」(以下、本プロジェクト)を開始しました。目標金額は50万円とし、2025年1月15日(水)から2025年4月14日(月)まで寄付を募ります。(プロジェクトURL:https://readyfor.jp/projects/nicco-gaza)
2023年10月7日、パレスチナのガザ地区からイスラエルに向けて大量のロケット弾が発射されました。イスラエル軍は、これに応戦してガザ地区を空爆し、以来双方に多数の死傷者が出ています。
NICCOでは、2024年9月、ガザ地区のデール・アル・バラハにて、12,540食分の食糧を、330世帯に配布しました。
食糧を配布する現地スタッフと、受け取るガザの人々@WCK
食糧を配布する現地スタッフと、受け取るガザの人々@WCK
そして2025年1月15日、ガザ地区で15ヵ月にわたって続いていた戦闘の停止が合意されました。未だ予断を許さない状況ですが、この停戦が双方および国際平和のための前向きな一歩になることを願ってやみません。
しかし1年以上にもおよんだ激しい攻防により、人道危機はなおも深刻な状態にあります。ガザ地区では、現在も命を守るために必要な食べ物や飲み物、住む場所、医療サービスが足りていません。このため、住民の生活はとても厳しい状況です。
そこでNICCOは深刻な食糧不足に苦しむ方々への緊急食糧支援を行うため、クラウドファンディングを実施することを決定しました。
クラウドファンディング概要
■タイトル:「ガザ地区で紛争下に置かれる人々へ温かい食事を届けたい。」
■募集サイト:READYFOR(URL:https://readyfor.jp/projects/nicco-gaza)
■第1目標金額:50万円
■募集期間:2025年1月15日(水)から2025年4月14日(月)までの90日間
■資金使途:当会が現地提携団体「World Central Kitchen(ワールド・セントラル・キッチン)(以下WCKとする)」と連携して実施する「ガザ緊急食糧支援配布事業」において活用
■形式:寄付金控除型/All in方式(目標金額に満たない場合も、計画を実行します。)
活動内容
今回のプロジェクトは、当会から提携団体であるWCKに資金提供を行い、WCKが現地での活動実施をします。
(1)食材の調達
周辺国にて必要な食材の調達を行います。災害や紛争などの緊急時に、人々が最低限必要な生活を送るための基本指標として推奨している1人1日2,100kcal(1食の摂取カロリー700kcal)を目安に、WCKの調理師が栄養バランスを考慮し、食事の内容を決定します。(1食あたり1.64米ドル相当。)
(2)食材の運搬
ガザ域内の配布拠点へ調達した食材を運搬します。
(3)調理・配布
WCKが運営するガザ地区内の移動式キッチンにて温かい食事を調理し、難民キャンプや、病院、そして学校を避難場所として過ごしている人へ配布します。
団体概要
1979年12月15日発足。代表:片山真理(理事長)
内閣府認定公益社団法人(2010年~)国連特別協議資格団体(1996年~)
発足以来45年にわたり京都を拠点として、途上国での自立支援、難民支援、日本国内外の自然災害の被災者支援を実施しています。これまでに世界26の国と地域で活動を行ってきました。現在は、ウクライナ(人道支援)、パレスチナ・ガザ(人道支援)などを実施しています。(https://kyoto-nicco.org/)
【お問い合わせ先】
公益社団法人日本国際民間協力会(NICCO)
担当:勝部(広報部)
所在地:京都市中京区六角通新町西入西六角町101番地
電話:075-241-0681 ファクス:075-241-0682
e-mail:info@kyoto-nicco.org HP:https://kyoto-nicco.org