京都造形芸術大学プロジェクトセンター(左京区北白川)は3月12日から14日まで、産官学連携の「京都造形芸術大学プロジェクト展」をアートギャラリー「ARTZONE(アートゾーン)」(中京区河原町三条下ル、TEL 075-212-9676)で開催する。
同大学は、学生が実際に研究事業や商品企画に関わる産官学連携のプロジェクトに力を入れており、2006年度は40プロジェクト、のべ500人の学生が学内公募により参加した。今回の展覧会は「成果発表の場」と位置づける。
展示するのは、半数の20プロジェクト。「京都ブライトンホテル」の屋外エントランスと屋内アトナリウムのイルミネーションの演出を手がけた「ブライトン・クリスマスイルミネーション」や、ステンレス素材のアクセサリーをデザインし、実際に販売も行っている銀工房(滋賀県大津市)の「ステンレス」プロジェクトの作品も展示。3月23日から始まる「二条城ライトアップ」では、竹素材の「足元灯」150個の制作も手がけた。このほか、関西電力、朝日放送などの受託事業プロジェクトや、演出家の宮本亜門さんの舞台制作に関わった「インターシップ」などを紹介する。
同大学・プロジェクトセンター担当者は「既成観念に捉われない学生ならではの発想や感性が本プロジェクトの利点。京都は『学生と協同・応援したい』という気持ちを持った企業が多い土壌」と話している。プロジェクト参加をきっかけに、そのまま企業に就職をする学生もいるという。
入場無料。各プロジェクトの問い合わせはプロジェクトセンター(TEL 075-791-9124)まで。