京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下ル、TEL 075-213-1000)で12月20日、音楽イベント「Music Room vol.3 『触発しあう音楽』-作曲家・岡田加津子の世界-」が開催される。
同イベントは、教室や体育館、講堂など元小学校だった建物を使う同センターの特徴を生かした音楽パフォーマンス。ミュージシャンと聴衆がより近い距離で「音楽時間」を共有することを目的に企画された。
3回目を迎える今回は、作曲家・岡田加津子さんによるゼミナールとコンサートを開催。岡田さんは、作曲・編曲活動と並行して、既製の楽器を使わず、靴音や拍手など身近にあるさまざまな音を使う音楽演技「リズミック・パフォーマンス」のワークショップを全国各地で行うとともに、独自のミニシアター、ミニシネマシリーズの制作に力を注いでいる。
「映像×音楽」と題したゼミナールでは、映像作家の野村幸弘さんとギタリストのディアンジェロ・シシリアさんをゲストに迎え音楽と映像の関係を探る。コンサートは「身体×音楽」と題し、パーカッショニストの池上英樹さんをゲストに迎え、ボディパーカッションを駆使した「ダンスのような、芝居のような、真剣に楽しい音楽空間」を作り上げる。
岡田さんの魅力について、同センター・アートコーディネーターの松村絢さんは「好奇心が旺盛でさまざまなことに興味を持ち、そこから創作のアイデアを得ている。作品の中にクスリと笑えるような要素もあり、音楽を真剣に楽しんでいるところに魅力を感じる」と話す。
ゼミナールの開催時間は15時30分~17時。参加費は1,000円。先着順で定員になり次第締め切る。コンサートの開演は18時。チケットは、一般前売り=1,800円、一般当日=2,000円、学生=1,500円、高校生以下=500円。