京都・丸太町に9月28日、カリブサンド専門店「KREYOL SANDWICH(クレール サンドイッチ)」(京都市中京区高倉通竹屋町上ル、TEL 090-4284-6029)がオープンした。
オーナーのクレオールさんは、2007年に滋賀県商工会連合会が主催する「おうみ創業塾」で優秀賞を獲得、その後1年ほど屋台でカリブサンドを販売し、今年9月に同店をオープンした。
「カリブサンド専門店をオープンするきっかけは、京都の人と一緒に行ったカリブ海旅行。帰国後も『あの時食べたカリブサンドを日本でも食べたい』という声が多かったことで、カリブサンドを日本で販売するアイデアをもらった」(同)と話す。
出店場所に京都を選んだ理由について、「京都は日本の中でも伝統と文化が息づく街だということ、同時に商売に関して厳しいところでもあるということを留学中に知った。そこで認めてもらうことができればすごいことなので、店をやるからには厳しい場所で挑戦したかった。京都で頑張ることで、アイデアをもらった恩返しもできるから」とクレオールさん。
提供するメニューは、「Martinique(鶏肉)」「Dominique(タラ)」「Guadloupe(牛タン)」(以上すべてレギュラーサイズ=450円、カリビアンサイズ=750円)などで、中でもタラのサンドイッチは「日本では珍しいので人気」だという。週ごとに替わる限定サンドイッチや、サンドイッチとデザート、ドリンクをセットにしたランチボックス(750円)も販売している。
開店から1カ月が過ぎ、「口コミでリピーターが増えている」という。「カリブ海生まれの特製ドレッシングで8時間以上寝かせて柔らかくなった肉がたっぷり入ったサンドを食べて、皆さんにカリブを感じていただきたい。文化の街京都で一人でも多くの人にカリブに伝わる味を知ってもらえたら」と意気込む。
営業時間は8時30分~16時(11月1日以降は9時~18時)。