一乗寺のパン店「ORENO PAN okumura(オレノパンオクムラ)」(京都市左京区一乗寺谷田町)が9月20日、京都駅近鉄名店街「みやこみち」(京都市下京区東塩小路釜殿町)に2店舗目となる新店(TEL 075-691-6886)をオープンした。
オーナーは、京懐石風フレンチレストラン「祇園おくむら」と「匠 奥村」を経営する奥村直樹さん。レストランで提供していたパンが利用客に好評で、昨年10月に一乗寺にパンの専門店をオープンした。「以前から、街中に店舗を出したいと考えていた」という奥村さん。「京都駅と一乗寺とでは、お客さまの流れがまったく違う。忙しい時間帯も異なるし、何より京都駅にはさまざまな方が訪れる。それがまた新鮮で毎日楽しい」と話す。
新店の店舗面積は約4.5坪。木を基調にした内装で、パンをのせるトレーの素材にも木を使うなど、温かみのある店内に仕上げた。販売する商品はすべてその日に一乗寺本店で焼き上げたもので、1日に5~6回配送している。「人気商品」はキューブ型のパンに生キャラメルのクリームをたっぷり入れた「生キャラメルクリームパン」(300円)や、サクサクふんわりの食感が特徴の「メロンパン」(100円)、「ゆず食パン」(1斤500円・半斤250円)、「かた焼カレーパン」(190円)など。
奥村さんは「京都駅には、たくさんの老舗パン店が出店しているが、その中で、自店の個性を大切にして頑張っていければ」と意気込みをみせる。「レストランではできない、新しいことにもどんどん挑戦していきたい」とも。
営業時間は7時~20時。近く京都駅店限定で、パンとドリンクのモーニングセットの販売を予定する。