αステーション(エフエム京都、京都市下京区烏丸通四条下ル)は8月・9月のキャンペーンソング企画「HELLO!KYOTO POWER MUSIC♪」に「コトリンゴ」を起用している。
同プロジェクトは、「人のつながり」をテーマに「京都にこだわった京都らしい」ストリートからのメッセージを発信するキャンペーンソング企画。CDショップ、カフェ、ギャラリー、映画館、クラブ、ライブハウス、職人、各大学放送局などから構成される「産学複合連携」によるプロジェクトチームから成り立ち、2カ月ごとに1アーティストを選び「プッシュ」していく。
今回は「コトリンゴ」の第3弾アルバム「trick&tweet」から「flower」を選曲。「村田シゲ、柏倉隆史のリズム隊に高野寛によるギターが入ったコトリンゴ至上最もアグレッシブにポップス/ロックな展開をみせる曲」と同局。「女の子らしい恋愛観を表現した歌詞は、初秋の京都にマッチする」とも。
同局担当プロデューサーは「京都という街は、世界の中では勿論、国内でも独自の文化を持つ。音楽業界においても同じで、アーティストを決定するにあたり視聴会を行うが、京都らしく『こだわり』を持った方が多い。純粋に良いと思った音楽を選んでいる」と話す。「マーケットが成熟してドーナッツ化現象が起きている現状を打破し、新たな人々が新たなモノを生み出していくためのきっかけになれば」とも。
過去の「HELLO! KYOTO POWER MUSIC♪」ピックアップアーティストは、4月・5月=「大橋トリオ」、6月・7月=和紗さん。和紗さんは7月29日にメジャーデビューを果たした。「確実に歌の力がリスナーへとつながっている。どこよりも先に地元京都から独自なものを発信し、街全体で今後さらに盛り上げていけると改めて実感している」(同)とも。