「駅ナカビジネス」の取り組みの一環として地下鉄駅でのみ購入できる「京都市営地下鉄オリジナルスイーツ」の販売を予定する京都市交通局は現在、新商品を開発・販売する事業者を募集している。
今回の取り組みは、地下鉄の収益増加と地場産業の活性化を目的にしたもの。今秋発売予定のオリジナルスイーツの開発販売事業者を募集し、地下鉄駅に3店舗程度を出店する予定。
商品コンセプトには、駅でのみ販売する商品で、持ち帰りできるもの、「京都らしさ」が盛り込まれた商品であることなどを挙げる。京都市内に本社や事業所がある法人で、1日当たりの売上額で30万円以上の商品を毎日製造することができる事業者が条件。
5年前から、ジューススタンドや駅ナカスイーツ、ベーカリーなど駅ナカビジネスに取り組んでいる同局。駅ナカビジネスの現状について、企画総務部企画課の塩見さんは「ジュースバーについても大変好評。売り上げも予想通り順調で、お客さまからも駅が明るくなったと喜んでいただいている」と話す。
事業者の応募は今月21日まで。8月11日に京都産業会館(下京区)で開催される芸術系大学による合同学生デザイン展「いとへん展」で、選考に残った3品の試食会を行う予定。商品パッケージなどのデザインも募集し、10月初旬には最終選考を行い、今秋にも商品の販売を始める予定。「ゆっくりと時間をかけて京都の『新みやげ』にしていきたい」と塩見さん。