小学生と建築家がつくる祇園祭「現代鉾」-京都文化博物館で展示

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 日本建築家協会(JIA)近畿支部京都地域会は6月25日~28日、京都文化博物館別館ホール(京都市中京区三条高倉)で「日本建築家協会 全国大会 京都2009」のプレイベントを開催する。

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 同大会は1987年から始まり今年で23回目。京都での開催は初めて。「はんなり」「佇(たたず)まい」をテーマに開催する。同協会の木戸口浩之さんは「『はんなり』は京都になじみのある言葉、『佇まい』は生活がある建築をよく表している」と話す。

 プレイベントのテーマは「受け継がれる建築の佇まい-地域の特性を生かして-」。期間中、建築家40人の作品パネルや模型を展示する。そのほか、伝統文化のスライドによる映像紹介も行う。

 同大会では京都市内の小学生と建築家が祗園祭の鉾(ほこ)の現代版を制作し、岡崎公園(左京区)を巡行する「子供たちがつくる現代鉾」を予定する。6月中に制作に参加する小学校8校の生徒80人が決まり、8月に建築家が小学校へ出向き小学生と鉾を設計する。プレイベントでは建築家による現代鉾の試作品を展示する。木戸口さんは「プレイベントは多くの子どもたちにも見に来てほしい」と話す。

 プレイベントの開催時間は10時~17時(25日は12時~17時)。入場無料。同大会は10月1日~4日、京都市内各所で開催される。

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