創業寛永7(1630)年、京都市内に3店舗を構える「京都菓子司 寛永堂」の四条本店(京都市中京区柏屋町)が4月23日、四条通沿いの四条大橋付近にグランドオープンした。
寛永堂は、水ではなく黒豆茶で仕立てた「黒豆茶羊羹」、寒天の中に小豆を包んだ「大納言清澄」など丹波黒豆を素材にした菓子のほか、一口タイプのみたらし小餅「まろのおみた」、同店伝承のまんじゅう「寛永傳(かんえいでん)」など幅広いタイプの菓子をそろえ、老若男女を問わず人気の高い和菓子店。
「祗園付近の魅力的な地に本店を構えて、子どもから大人まで、男性も女性も、観光に来ていただいた外国人の方も、気軽に立ち寄れる和菓子店にしたかった」と店長の服部さん。2階には、「禅の雰囲気漂う上品さをイメージした」という喫茶スペース「寛永堂茶寮」を設けた。
「四条本店オープンをきっかけに、寛永堂が京都の方はもちろん、日本全国、そして世界中の方に親しまれる店になれれば。伝統とモダンを兼ねている『21世紀の和菓子店』として、よき場所から、よき味をお客さまに届けたい」と服部さん。
現在もオープン記念として、3,000円以上の購入客には配送無料サービスを実施している。「寛永堂茶寮」でも、「こだわりアイス抹茶ラテ」「こだわりアイスカフェラテ」を100円引きの500円で提供中。
営業時間は9時~22時(「寛永堂茶寮」は10時~21時)。