洋画・邦画を新作から旧作まで上映する京都みなみ会館(京都市南区西九条東比永城町、TEL 075-661-3993)は昨年12月15日から、「みなみ会館大賞」の投票を受け付けている。
同賞は2008年に同館で上映した作品の中で「良かった作品ベストテン」を同館来場者の投票により決定するもの。投票はひとり3作品まで。
同館は1957(昭和32)年には封切館として営業が始まっていたというミニシアター系の映画館。同賞について、同館の藤原涼子さんは「通常の営業の中で来場者とかかわることが少ないように感じ、来場者と劇場の距離を近づけたかった」と話す。1月9日の集計時点で200票以上が集まった。夜の時間帯での投票が多いという。
投票者の中で抽選50人に映画グッズを贈呈する。当選発表はベストテンの結果発表と同時に同館で行う。関連企画として3月20日まで、同館で「あの人のこの映画」も行われている。同館に来館した映画監督や京都に縁のある人物が選ぶ映画のコーナーが設置され、三月書房の宍戸さん、恵文社一乗寺店の堀部さん、ガケ書房の山下さんらが選んだ映画を紹介している。
同賞の特設ブログも開設し関連情報を伝える。「メジャー館にはない独特性があり、面白い劇場だということをアピールしたい」と藤原さん。
投票は今月31日まで同館で受け付けている。結果は2月11日~3月20日、同館で発表する。