ホテルグランヴィア京都(下京区烏丸通塩小路下る、TEL 075-344-8888)のロビーラウンジ「グランジュール」は、公開中の映画「愛の流刑地」とのコラボレーションデザート「『冬香』~京生麸と京ゆばのミルフイーユ仕立て~」を販売している。
デザートは、同ホテルのグランパティシエである村上貴さんが考案。ミルフイーユ生地には京老舗「半兵衛麩」の京ゆばを用い、カスタードクリームの中にはココナッツリキュールでボイルした京生麩、チョコレートとカカオパウダーでコーティングした白玉麩、黒豆をあしらった。物語のヒロイン「冬香」の日本的な女性像と、1人の男性と出会うことで日常が崩れていくさまを京風のデザートで表現したという。食べる際にはミルフイーユを崩し、それぞれの食材を混ぜることで素材の持ち味を引き立たせるのがポイント。
同ラウンジは、映画のロケも実際に行われ2人が出会った「喫茶店」として登場している。幅広い年齢層の人が訪れ、映画だけでなく京都老舗の麩屋である「半兵衛麩」とのコラボレーション企画として楽しみにしている人も多いという。1日の提供数が限られていることもあり、ディナータイム前にはほぼ完売になる。
1日限定30食。価格は1,900円(税・サービス料込み。コーヒーまたは紅茶付)。営業時間は10時~22時。デザートの提供は2月28日まで。