福寿園(京都府木津川市)は9月27日、「福寿園京都本店」(京都市下京区四条通富小路角)をオープンする。本店の出店は初めて。
新店舗は地下1階・地上9階建てで、敷地面積は約50坪。フロア構成は、1階=ギフトコーナー、2階=喫茶、軽食(=33席を予定)、3階=フランス料理をお茶で楽しめるレストラン(=24席の予定)を予定。そのほか、お茶のいれ方や知識を学べるコーナーや茶道具の販売、お茶をテーマにした催事スペースなどを6階までのフロアで展開する。7階以上は事務所フロア。
新店舗は3つのテーマを建築に取り入れた。その一つ「京の庭」の内装は尼崎博正さん(京都造形芸術大学院教授)が設計を担当。各階にテラス坪庭を設け、最上階には茶園を造ったほか、手洗室まで庭園式にするなどのこだわりを見せ、「茶の心を形に表現した」と同社関係者は話す。
第2のテーマ「京の技」では、京都の人間国宝7人の名匠による作品が各階に納められ、名匠の技の伝承の一翼を担っている。第3のテーマは「京の光」。外面の立体格子をソーラーシステムによるLED照明でライトアップすることで建物全体をひとつのあんどんに見立てて、京の夜空に彩りを添えるという。
営業時間は10時~19時。レストランのみランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~21時30分。元旦定休。