創立55周年を迎える華頂短期大学(京都市東山区林下町)が取り組む「未来のこどもプロジェクト」は8月12日から、さまざまな「ありがとう」を絵本にした「未来のこども」を全国提携書店で販売する。
同プロジェクトは、同大学が子どもたちに創造する力と感謝する力を伝えるため昨年発足。「未来のこども絵本大賞」の開催や絵本の魅力を伝える「未来のこども」の刊行など、幼児教育の充実に取り組んでいる。1周年を迎えた今年、絵本の刊行に至った。
昨開催した「未来のこども絵本大賞」では、「ありがとう」をテーマに330作品が集まった。同書籍は、昨年の入賞作品とプロジェクトの1年の軌跡を絵本セットにしたもの。入賞作品は、「足約束」(文・絵=隅原菜恵さん)、「ありがとうのいろいろ」(文・絵=川之上英子さん)、「おみまいにゆこう」(文・絵=津田敦子さん)、「ウツボのぼうし」(文・絵=なんじ隆一さん)、「めごやめごやのおばあちゃん」(文・絵=横山一枝さん)、「二度目の命~新しい希望をありがとう~」(絵=白木伸明、文=山田智彦さん)の6作品。
「子どもに何かを伝えたいと思っている方に広く手に取ってもらいたい」と同プロジェクト担当者の森さん。B6判、7冊セットでケース入り。価格は1,470円、
今後は「息を長く続けていきたい。『未来のこども絵本大賞』は心のつながりを大切にするテーマがある。テーマ設定を大切にしていきたい」(同)とも。