シンガーソングライター・石野田奈津代さんと彌榮自動車(京都市下京区中堂寺櫛笥町)が展開するヤサカタクシーのコラボレーション企画が6月21日より、始まる。
同企画は、石野田さんが7月2日にリリースするニューシングル「クローバー」のキャンペーンに合わせて行うもので、約1カ月の期間中にさまざまなイベント・企画を展開する。
京都を中心に事業展開しているヤサカタクシーは、三つ葉のクローバーをシンボルマークとし、車体にも使用しているが、営業車1,400台のうち4台のみのマークが四つ葉のクローバーになっている。「四つ葉タクシー」は予約不可能で見かける事すらまれであることから「幻のタクシー」「幸運のタクシー」として話題を集め、探し歩く観光客もいるという。
今年3月にイベントで京都を訪れた石野田さんが同社のタクシーに乗車。乗務員との会話で「四つ葉タクシー」の存在を知った石野田さんが「ぜひ新曲を聴いてほしい」と思い、「クローバー」のCDを同社に送付したところ、同社スタッフの好反応があり今回の企画が実現した。
同社内で「クローバー」を試聴した時の様子について、同社総務部の秦さんは「若手はもちろん、意外に反応が良かったのは70年代音楽を愛する50歳代の上役たちだった」と話し、秦さん自身も「曲調の温かみと応援歌的なところに聴きほれた」という。「『頑張れ』『あきらめるな』という石野田さんのメッセージが、自分だけでなく会社の全従業員に向けられているような気がしてならなかった」(同)とも。
企画の一環として、「四つ葉タクシー」のうちの1台に特別デザインを施し、「724クローバー号」として同日より走行する。前方ドアを「クローバー」のCDジャケットデザインでラッピングし、車体の四つ葉マークの1葉がピンク色になる「724クローバー号」は1,400分の1台の限定車となり、乗客には「『クローバー』非売品特別CD」がプレゼントされる。
「『724クローバー号』に乗って京都での路上ライブツアーも行うので、出会った時は声をかけてほしい。目印は四つ葉のデコギターケース」と話す石野田さんは、期間中に出会う人すべてに「出逢い記念証」を手渡すという。「運転手さんオススメの京都の名所」で行う路上ライブツアーは期間中、週末の晴れた日を予定している。
キャンペーンは7月24日まで。
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