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京都・南座で歌舞伎「あらしのよるに」 9年ぶりの公演始まる

(左から)中村壱太郎さんと中村獅童さん(※画像の一部を加工しています)

(左から)中村壱太郎さんと中村獅童さん(※画像の一部を加工しています)

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 歌舞伎「あらしのよるに」の公演が南座(京都市左京区)で9月4日、始まった。

ヤギの「めい」とオオカミの「がぶ」

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 童話作家のきむらゆういちさんの同名絵本を舞台化した同作品。南座での上演は9年ぶりとなる。嵐の夜にお互いが何者かを知らずに出会い、仲良くなってしまうオオカミの「がぶ」を中村獅童さん、ヒツジの「めい」を中村壱太郎さんが演じる。

 「ヤギを食べるのですか?」「生まれてこのかたヤギなんて食べたことは、あ…あらんのです」といったやりとりや、めいを「食べたいなあ」と、がぶの気持ちを漏らす語りに、がぶが「お前、やめてくれよ」呼びかける演出にはひときわ大きな笑い声が上がった。

 2人が客席に降りる場面では驚きの声や歓声が上がった。

 小学校や中学校の児童・生徒も観劇に訪れており、、桟敷(さじき)席を物珍しそうに見ながらも、集中して物語の展開を追っていた。

 開演時間は、昼の部は11時~、夜の部は16時~。チケット料金は、特別席=1万4,000円、1等席=1万3,000円、2等席=8,000円、3等席=4,000円、。プレイガイドなどで取り扱う。今月26日まで。

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