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京都・劇団なべあらしが初のオリジナル脚本公演 方向性異なる短編3本

左「踏切」、右「夢見るシャンソン人形」(写真提供=劇団なべあらし)

左「踏切」、右「夢見るシャンソン人形」(写真提供=劇団なべあらし)

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 京都の劇団「劇団なべあらし」の夏期公演「種火」が7月12日、ソーシャルキッチン(京都市上京区相国寺門前町)で始まった。

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 2019年に同志社大学の3劇団から人を集めて立ち上がった同劇団。今回の公演では、団員が脚本を担当。劇団員の所美華さんが「踏切」「夢見るシャンソン人形」、MINEさんが「ロッカーから出られない」をそれぞれ書いた。

 演出の岩越信之介さんは「例えば1本目の『踏切』は俳優に『見せるための演技をしないでほしい』と伝えたり、2本目の『ロッカーから出られない』は確定したセリフはなく、稽古中に出てきた面白いやりとりを選んで進めていくなど、異なる方向性の作品で構成している」と話す。

 公演タイトルの「種火」は、初めて自分たちで脚本からすべて手がけたことから、今回の公演を新たなスタートと捉え「小さな火を伝播させていこう」と選んだという。岩越さんは「次は自分も脚本を担当しようと思っている。今後も小さめの空間でオリジナル作品を継続的に出していきたい」と話す。

 チケットは前売り一般=1,500円、30歳以下=1,000円、学生=1,000円(30歳以下と学生は要証明)。当日券は、各500円追加。申し込みは同劇団ウェブサイトのフォームから。7月15日まで。

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