「2050 COFFEE(ニセンゴジュウコーヒー、京都市中京区桜之町)」が2月5日、オープンする。
同店は京都とシンガポール、タイ、香港でスペシャルティーコーヒー店を展開する「Kurasu」が出店。店舗は2階建てで、延べ床面積は約86平方メートル。席数は、1階=カウンター5席、2階は=ベンチ12席。「持続可能な未来のコーヒー」をテーマに据え、店名は、2050年までにコーヒーの需要と供給のバランスが崩れるとされる「コーヒーの2050年問題」に由来する。空間デザインは、デザイナーの西永竜也さんがシルバー調に仕上げた。
店内では、産地や焙煎(ばいせん)の深さが異なるドリップコーヒー(400円~)やコーヒー豆を使った紅茶のようなドリンク「カスカラコーヒーチェリーティー」(500円)を、注ぎ口の下にカップをセットすると約10秒で注げるマシン「タップコーヒー」で提供する。ラテ(600円~)やエスプレッソ(500円~)は全自動のマシンで提供する。
マシンは、経験の浅いスタッフでも店が定める品質のコーヒーを提供できる上、客と密なコミュニケーションが取れることから選んだ導入したという。
2階では、コーヒー豆やオリジナルのカップ、やTシャツ等のアイテムをギャラリーのように並べた。購入もできる。
プレオープン中の現在は、店が新京極商店街のMOVIXの向かいにあることから、学生の利用や、海外からの観光客が何度も立ち寄ってお気に入りのフレーバーを見つけたり、別の味を試したりする様子が見られるという。
同店ストアマネジャーのKoheiさんは「スペシャルティコーヒーを気軽に楽しんでもらうことが、コーヒーを取り巻く問題を知ってもらうきっかけになれば」と話す。
営業時間は、8時~19時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。