京都伝統産業ミュージアム(京都市左京区)が9月26日、公募していた公式キャラクターの名前を「ことまる」に決定したと発表した。
キャラクターは伏見人形の「四つ足犬」をモチーフにしている。以前から使われていたが、名前がなかったことから6月~7月にかけて募集したところ、国内外も含めて476案が集まった。
検討の結果「古都 京都を丸く可愛(かわい)いしっぽを振りながら、伝統産業と文化を多くの方々に伝えるため駆け回る。そんな愛らしい姿が皆様に愛され、温かく見守っていただける存在となりますように。(応募原文ママ)という思いで付けられた「ことまる」に決定した。
同館を運営する京都産業振興センターの広報担当・立石さんは、「すてきな案をたくさんいただき、選考はとても悩んだ。かわいらしく、館の趣旨にもイラストにもフィットした『ことまる』を選んだ。多くの人に愛されてほしい」と話す。
ことまるは現在、館内に大きくディスプレーされているほか、チケットにあしらわれている。館内にはモチーフとなった人形の展示もある。
開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)、料金は一般・大学生=500円、小中高生、高等専門学校生=400円ほか。