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京都に西陣織の「リカちゃん」展示 テーマパーク30周年記念で販売

白無垢と羽織はかまをまとったリカちゃんとレンくん。背景は特別に用意された

白無垢と羽織はかまをまとったリカちゃんとレンくん。背景は特別に用意された

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 西陣織会館(京都市上京区堀川通今出川南入西側、075-451-9231)で4月27日、西陣織の白無垢をまとった「リカちゃん」、羽織袴の「レンくん」を展示する。

リカちゃんの日本髪

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 白無垢のリカちゃんは人形のオープンファクトリーを併設したテーマパーク「リカちゃんキャッスル」を運営するリトルファクトリー(福島県田村郡小野町)が今年30周年を迎える記念に発売するもの。西陣織の小物を扱う「アート裕(ゆたか)」の津村早江子さんと準備を進めてきた。

 白無垢の生地は銀糸や黄みがかった白など4色の糸で、波の上を羽ばたくツルの文様をあしらった。日本髪は熟練の職人が結う。受注生産で月に20~30セットの製造を予定する。価格は1セット22万円。

 リトルファクトリー代表の近藤洋之さんは「30年の節目を迎え、これからの門出として世界最高の西陣織を使ったリカちゃんをつくりたいという思いがあった。当社は福島第一原発から40キロの位置にあり、事業継続も見通せない時期もあった。東北各県をはじめ全国から支援をもらったことに感謝したい」とあいさつ。

 アート裕社長の津村早江子さんは「子どもの頃、リカちゃんで遊んでいたがまさか自分がリカちゃんの衣装の生地を担当するとは思っていなかった。ドール用の柄は細かくて、ツルをきれいに再現することに気をつけて作った。美しさにほれぼれすると思う」と話す。

 開館時間は10時~16時。月曜休館(月曜が休日・祝日の場合は翌日休館)。7月8日まで。

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