御霊神社(上御霊神社・京都市上京区上御霊前通烏丸東入ル上御霊竪町)の堀の内側や境内で現在、イチハツの花が満開の見頃を迎えている。
同神社によると、戦前には水が流れておりカキツバタが咲いていたが、戦後、水が枯れてしまったため20年ほど前に同じアヤメ科で陸生のイチハツを植えたという。手入れは氏子を中心とした「いちはつの会」がボランティアで担当している。毎回10人ほどが雑草を抜いたり肥料をやったりしているという。
数日前から一気に花が咲き、参拝者の目を楽しませており、通勤する人が足を止めて写真を撮る様子も見られた。
4月29日から5月1日は、イチハツの維持のための寄付をした人にイチハツの苗や境内の草木で作ったコケ苔玉盆栽を進呈する。