「京都デニム」(京都市下京区小稲荷町、TEL 075-352-1053)が2月4日・5日、「でにぐま」のオーダー会を行う。
京友禅の技法で染めたデニム商品を展開する同店。「でにぐま」は、商品を製造した後に残る廃棄するハギレ端切れで作ったくまクマのぬいぐるみ。13年前2010(平成22)年に商品化され、サイズやデザインを変えつつ、同社の定番商品として販売が続いている。
オーダー会の企画を立ち上げたのは元スタッフの中原優花さん。もともとぬいぐるみ好きで伝統産業に関わる仕事がしたくて京都デニムに入社。でにぐまの企画開発などを行っていた。その後、デザイナーとして独立。退社後も同社と交流があり、中原さんがオーダー会をやってみたいと語ったところ、宮本和友店長が快諾したという。
オーダー会では桜や梅、唐草などの模様にピンクや緑、金などの30以上の生地の組み合わせが選べるほか、ボタンやストラップの色を決められる。約一カ月1カ月で仕立てが完成し、店頭または郵送で受け取る。ギフト用の袋(220円)を付けることもできる。
中原さんは「伝統的な良いものが、気軽に長く手元に置けるのがでにぐまの魅力だと思う。SNSで告知したら好評な声が多くうれしい。ジーンズでは主張が強くてワンポイントになってしまう柄もでにぐまなら、大きい面で使えるのもいいところ。自分だけのでにぐまを作ってもらいたい」と参加を呼びかける。
オーダーは1体6,600円。送料は520円。開催時間は4日=10時~16時、5日=10時~18時。