![](https://images.keizai.biz/karasuma_keizai/headline/1647157823_photo.jpg)
一条戻橋(京都市上京区)の北側にある河津桜が3月11日、間もなく開花の見頃を迎える。
「戻橋」は、平安時代の陰陽師、安倍晴明が式神を橋の下に隠したという逸話や、祇園祭「山伏山」のモデルといわれる浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)が一時的に父親の息を吹き返らせたという逸話を持つことで知られる。
戻橋の河津桜は例年2月ごろから花が見られるが、今年は寒さのためかつぼみのままの時期が続いている。3月11日現在、橋の欄干に近い南側は枝の端でいくつかが開花しており、大きくふくらんだつぼみもが濃いピンク色をしており開花が近いことをうかがわせていた。
この日は、自転車で通り過ぎる人が止まってスマートホフォンを取り出し、つぼみの写真を撮っている様子も見られた。