「フォションホテル京都」(京都市下京区難波町)が3月16日、オープンする。
フランス発の高級食料品店のフォションが2018(平成30)年にパリにオープンした「フォションホテル」2号店で、運営は投資会社のウェルス・マネジメント(東京都港区)
建物は地上10階建てで敷地面積は799平方メートル。元はサンルートホテルとして使われていた建物を、全面改築した。144客室あった客室は59室に減らし、客室は全て35平方メートル以上を確保した。東山や清水寺が見える最上階の10階はレセプション(フロント)や、レストラン&バーを設ける。
同ホテルは「グルメホテル」を掲げ、レストランでは京都の食材を使いパリのレシピのメニューを展開する。宿泊者はチェックイン時に紅茶でもてなすほか、客室にはコーヒーや紅茶、クッキーなどの焼き菓子を提供する。1階のブティックでは、直輸入のマカロンのほか、紅茶やクッキー、シャンパンなどを販売する。
同ホテル総支配人の大石博史さんは「おかげさまでレストランの予約は堅調に伸びている。コロナ禍でフランスでの研修などはできなかったが、オンラインを通じて準備を進めてきた。ぜひ当館にパリを感じに来てもらいたい」と話す。