詩と陶器の展示会「poems & pottery」が9月17日、「ソーシャルキッチン」(京都市上京区相国寺門前町)で始まった。
ドイツ出身で陶芸家のティナ・ケントナーさんと日本人作家moniさんによる2人展。詩と陶器という異なる分野の2人が展示をするきっかけは、日常で感じられる身近な自然や季節の移り変わりの感じ方に共通していたことだという。
moniさんは真夏のパリや秋の南仏・イエールを題材にした詩を和紙につづり天井から掛けた。ケントナーさんは皿やボウル、カップなどのテーブルウエアに、植栽を添えて床の間を現代的に解釈した空間に仕上げた。展示とは別シリーズのmoniさんの作品ノートも展示する。
ケントナーさんは「2人の陶芸と詩という異なる世界を植物が結んでくれている」と話す。moniさんは「テキストを読んでもらい、ツヤのあるやわらかい白や、岩のような黒といったように作品の雰囲気に合ったものを選んでもらって一つの空間ができてよかった」と話す。
会期中には、2人の詩の朗読会も行う。18日=19時、19日=16時。各回定員10名。メール予約優先制。
開催時間は12時~20時(最終日は17時まで)。19日まで。