「まいまい京都」は6月27日、島原で現在も太夫を抱えるお茶屋「輪違屋(わちがいや)」(京都市下京区西新屋敷中之町)のお座敷遊びを体験できるコンテンツを提供する。
京都の魅力を住人が語る少人数ツアーや講座を提供する同団体。新型コロナウイルス感染症の影響でツアーや講座を一時中止したが、5月には二条城でオンラインツアーを開催し、国内外から約700人が視聴したという。
当日は、ZoomウェビナーやVimeoから如月太夫(きさらぎたゆう)が独特の足運びで知られる太夫道中(たゆうどうちゅう)や「かしの式」(顔見せの儀式)、お点前を披露し、輪違屋の歴史や残る桂小五郎の掛け軸などを紹介する。案内をするのは、祇園にある旅館「ギオン福住」の支配人で各地の花街に精通した正脇良平さんと、 輪違屋十代目当主の高橋利樹さん。参加者の質問にも応じる予定だという。
同団体代表の以倉敬之さんは「花街もお座敷に制限が掛かるなど危機に直面している。花街の灯を絶やさないために企画した。本来であれば観覧謝断の世界を家にいながらにして体感できるので遠方の方も参加してもらえたら」と呼び掛ける。
開催時間は14時~16時。参加費は2,500円。申し込みは公式ウェブページで受け付ける。申し込みは今月26日まで。