ウエスティン都ホテル京都(京都市東山区粟田口華頂町、TEL 075-771-7111)内のレストランが11月27日から順次リニューアルを進めている。
リニューアルでのポイントは、2室を1室にするなどして客室数を499室から約半分の266室にし、平均客室面積は約35平方メートルから約50平方メートルに広げた。1階の宴会場を移動させ、MICE(国際会議)等の利用を想定した団体向けカウンターを設ける。
レストランも刷新し、3階の宴会場を東山の山並みを臨むビュッフェ式の朝から夕食、喫茶としても使える「洛空(らくう)」にした。天ぷらなどを目の前で揚げるライブキッチンを設け、海外からの旅行客に好評だという。
中華や和食のレストランは、シェフのドミニク・ブシェさんと業務提携し、ブシェさんが全体コンセプトやメニューを手掛けたフレンチレストランと鉄板焼きレストランを12月9日に新設。鉄板焼きは4カウンター26席用意する。
同ホテルマネジャーの北川雅士さんは「今回のリニューアルで、客室が広くなり現在約57%パーセントの海外からの利用者を、当面は60%まで引き上げる目標にしている。単価を上げることでラグジュアリー層の取り込みができれば」と話す。
今後は数寄屋風別館の「佳水園」のリニューアルや、ホテル敷地内で掘削した温泉を引いたスパを新設する予定。