日本漢字能力検定協会(京都市東山区)が主催する「今年の漢字」の募集締め切りが近づいている。
「今年の漢字」はその年を振り返り、出来事や世相からイメージする漢字を募集し、最多応募数の漢字を発表するもの。1995(平成7)年から始まり今年で25回目となる。
この日、「今年の漢字」発表が行われる清水寺(京都市東山区)奥の院に設置された募集箱には、思い思いの漢字を投票していく人の姿が見られた。
東京都から旅行で来たという女性は「風」という文字を選んだ。「今年は台風の被害が大きかったことや、風が吹き荒れたように私の環境に変化があって、新しい仲間に恵まれたこともあってこの字にした。来年も新しい風が吹かせたい」と今年を振り返りつつ、気持ちを新たにしていた。
応募箱での募集受け付けは12月3日、インターネット受け付けは同5日まで。発表は来12月12日に行われる。