NPO法人「RCS 資源循環型社会推進機構」(京都市中京区)が行う「京都デザインエコトートバッグコンテスト2008」で、作品を募集している。
同コンテストは、日本が輸入する原油の1日分弱がレジ袋に使われているという事実に着目し、日ごろスーパーやコンビニで浪費されているレジ袋をマイバッグに代えることで、地球環境を守ろうというコンセプト。京都議定書の温室効果ガス削減の約束期限が始まる2008年に合わせ、同プロジェクトを企画された。
京都造形芸術大学教授でコンテンポラリーアーティストの椿昇さんや、詩人のchoriさんなどが審査を行い、大賞には賞状と賞金10万円、作品エコバッグを贈る。
受賞したトートバッグのデザインの一部は、「イノブン」や「ネオマート」、オリジナルプリントショップ「ELEPHANT河原町店」などの店舗で4月中旬から実際に販売する予定。後援、協賛の協力で販売価格はワンコイン程度を予定している。売り上げは必要経費を除き寄付される。
現在までに沖縄や北海道など全国から応募があり、授業の一環として取り組む学校もあるという。小学生が同事務局まで持参するなど、応募の層は幼稚園児から年配層まで幅広い。同コンテスト事務局担当者は「エコトートバッグが『エコ』について考えるひとつのきっかけとなってくれれば。老若男女問わず、スーパーやコンビニでの買い物に『普段使い』で利用してもらいたい」と話す。
応募締め切りは2月末日。審査結果は3月下旬に発表予定。